top of page

安田屋旅館

創業明治22年です。 松棟と月棟が国登録有形文化財に指定されています。

〔太宰 治ゆかりの宿〕
  安田屋旅館は昭和22年2月から約半月、小説家太宰 治が題材「斜陽」の第1章、第2章を執筆された旅館です。泊まった部屋は松棟二階の月見草の間(旧名・松の弐)です。海に面して二方が廊下になった畳のかど部屋は、船着き場と富士山が見える眺望の良い空間で、現在でも宿泊できます。
 安田屋旅館には、太宰 治直筆の文字碑があります。
 三津に疎開していた作家田中 英光の紹介で安田屋旅館に泊まった太宰 治。
「終戦後、ものの無い時代で好きなお酒がなかなか手に入らず、祖父が漁師に頼んでお酒を分けてもらっていました。」と女将は話していました。

〔安田屋旅館の歴史〕
もともとは商人宿だった
大正7年 県道ができたのを機に現在の場所へ移動

     木造2階の松棟建築 
     観光旅館としてスタート
昭和6年 木造2階の月棟増築
昭和22年  2月上旬 太宰 治 宿泊

bottom of page